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株式会社 石巻日日新聞社
株式会社 石巻日日新聞社 代表取締役社長 近江 弘一
代表取締役社長
近江おおみ 弘一こういち
東日本大震災を経て、
報道機関から情報機関へ。
震災当時、当社は創刊99年の地元に密着した地域紙を発行する会社でしたが、購読者は震災の前から、毎年対前年で3~5%くらいのペースで減り続けていました。その原因は活字離れやIT化の影響ばかりではなく、高齢化、過疎による自然減であるため、急速な事業減退ではありません。だからと言って、将来的には確実に減り続けるので、今のうちに購読に頼らない事業の仕組みづくりが経営的な課題でした。そんな中で震災に遭い、その将来が一気に迫ってきました。
そんな折に、地域に密着した情報誌を発行運営していた(株)中広の後藤社長(当時)とご縁が出来、震災復興に向かう地域の状況を報道していた新聞とは別に、商業情報を集めて地域の暮らしをつなぎ合わせる情報発信が必要と思い、後藤社長(当時)からの強いお誘いを受け入れてVCに加盟しました。そこから報道機関から情報機関への転換を図り、地域の皆さんと一緒に地域を作り込んでいけるようになり、喜ばれて今日に至っております。
VC加入のメリット
近江 弘一 写真
加盟して良かったこと、変わったこと
加盟後の協働

当社は震災を経てVC加盟したことで、その復興に向かう中、当時多く語られた「絆」や「賑わいの再生」のための情報発信を基本としていました。そして、「んだっちゃ!」がある程度軌道に乗った状況を踏まえ、㈱中広の拡大方針を鑑み、東北随一の大都市仙台に情報誌の拠点を構えるために新会社を設立し、「とみぃず!」「なうてぃ!」を矢継ぎ早に発刊し、のちに(株)中広の直営拠点として、事業譲渡させていただきました。
その後、「さきっぺ!」も追加発刊され、宮城県における地域みっちゃく情報誌の地位を確固たるものと進めていただいております。

視察 風景
今後の展望
変化する力

現在当社では、日刊新聞「石巻日日新聞」と地域みっちゃく情報誌「んだっちゃ!」を軸にきめ細かな地域情報を、それを必要とする細分化されたニーズに合わせて、紙・ネットを問わずそれぞれが受け取り易い地元の情報を発信する会社として、この10年社員一同と「変化する力」を磨いてきました。
今後はさらなる誰かに満足してもらうアウトプットを創れる会社へと進む所存です。

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